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映画やドラマでキャスティングに好印象を与える方法

オーディションを受けた時に良い印象を残したいと誰もが思ってその瞬間に挑んでいるかと思いますが、たくさんの応募者の中から良い印象を残すにはどうすればいいでしょうか?それは目立つ事です。ですが、多くの人が想像するような「自分が目立つ作業をする事」ではありません。キャスティングディレクターやキャスティングに携わる人に向けて自分を目立たせる行為というのはまた別物なのです。相手の印象の中で自分が目立つにはどうすればいいのでしょうか。本記事ではそのあたりの事についてアドバイスしていきます。少しでもあなたのヒントになれば幸いです。

一緒に考えていきましょう。

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キャスティングディレクターとは?

キャスティングの仕事とは?

キャスティングの仕事とは?

まず、オーディションで良い印象を残すには相手とうまく会話ができる事が大切です。それはつまり相手が時間をかけて欲しい、目指しているものについて多少の想像力を持っている事が望ましいでしょう。キャスティングディレクターの業務は、映画やテレビドラマに登場する人物に命を吹き込むスター・適役者を見つけます。彼らは俳優を役柄に合わせるために制作会社に雇われます。場合によっては制作会社のスタッフがADと兼任しながらキャスティングディレクターの業務をこなす場合もあります。いわゆるADがピックアップして監督が最終選考する、といったケースもあり得るでしょう。

ネットフリックスやHBOといった大手配信メディアや全国劇場公開するような大きいプロジェクトでのキャスティングの場合には特に、彼らは役柄にふさわしい外見で、演技も上手な人物を見つけなければなりません。彼らは演技の技術を理解している必要があります。プロデューサーは要求が厳しい場合もありますが、ほとんど指示を与えない場合もあります。キャスティングディレクターは、俳優の都合、出演料、興行収入の話題性なども考慮します。

つまり、キャスティングディレクターは、プロデューサーやディレクター(場合によっては脚本家)、俳優やそのエージェントと協力しているといった立場にある事を理解しておきましょう。

競争相手と差別化を図る

競争相手と差別化を図る

他と違った芝居をするには?

簡単そうに聞こえますが、ここが最も重要なポイントと言えるかもしれません。例えば、司会者のホスト役のキャスティングをする場合に、オーディションに来る俳優の90%がほぼ同じ事をする中でその残りの10%が他とは違う事をしているとこの10%はオーディションを際立たせます。オーディションでの追加の注文で俳優がそれに応じて変化させる必要もあるので即興のスキルも十分に役立つでしょう。ただし、シーンにふさわしい上で行う必要があるので多くの俳優は「間違えない・変と思われない様に」するため、立ったままで何もしていない、口だけ動いている、というようなケースはよくあります。

あなたらしくいる事の大切さと危険さ

マイズナーテクニックを学ぶ俳優が多く、数多の演技学校がある程、演技についての詳細は色んな考え方がありますので、あくまでもアイデアとしてお読み下さい。オーディションで実際に起こっているのは、オーディション台本の意図を組み過ぎて逆に自分であることから逸脱しようとする俳優がたくさんいます。あるセリフを覚えようとする中で普段よくテレビドラマのシーンでしゃべっているような言い回しをコピーするような形で練習して固めてオーディションで披露する人も少なくありません。しかし、受かる確率は逆に下がる可能性があります。その理由はその演技があなたらしくないからです。ゆっくりと棒読みから初めて、自分の心が動いたときに「話す」ようにしてみてください。言い回しとセリフをセットで覚えてしまうとなかなか時間がかかってしまいます。VOICEOVER、声優の仕事でない限り、声質をわざと変えるなんてことは全くする必要はありません。

披露するのはアナタらしさ

演技リールの作り方の記事でも多少紹介しましたが、あなたの声、見た目、身長、あなたの性格はとても重要です。それは相手と差別化を図る上でも、オーディションで披露する事は良い芝居ではなくあなたであることを基本にすることが先決です。オーディションのというのは極論、誰かになりきる事を見せる時間ではなく、あなたらしさを演技を通じて見せる時間であるかもしれません。そうであるからこそ、差別化され、隅々にあなたの面白さが発揮され、キャスティングやプロデューサー、監督からも「イイね」という結果になり得るでしょう。良い芝居も、やる側は気持ちいい瞬間があるかもしれませんが、もしそこにあなたらしさがなければ、共感されない傾向があります。オーディションの帰りに「リラックスしてやれたけど、段取りやセリフ間違えちゃったなぁ」となっても受かるというのはそういう事でしょう。逆に自分であることを重視しすぎるあまり、適度な礼節や尊敬する気持ちを忘れてしまい、逆印象で外される、という事もありますのでその加減を常に模索してください。

アナタであることを外すとこの差別化する作業としては何もなくなりますので要注意してください。

キーポイントは自信

キーポイントは自信

シンプルな気持ちが自信を生む

オーディション会場やキャスティングのスタジオに入るときに恐怖心が支配するのは当然ですが、それで気分を害してはいけません。キャスティングをする側、選ぶ側も人間であり、自信と前向きさを放つ人々に囲まれることを好みます。オーディションに自信と明るいエネルギーを持ってくれば、良い印象を与えることができます。

プロデューサーや監督の立場になって考えて見てみると、少しわかると思います。自分が選ぶ側で人を見ると「前向き」「余計な事は気にしない」「自信がある」人を選びたくなるはずです。「神経質」「不安」「自信がない」人を選びたいと思いますか?これはすべてつまり「短時間で人を見る」プロセスだからこそ、自信というのは重要なのです。色んな側面を見せて実感してもらう時間は到底ありません。オーディションが何か必要な段取りを要求する事があれば、その応じ方として「結果的に」それを気にしない、無視するような腹づもりでむしろ楽しむことに集中した方が得策でしょう。段取りや決められたセリフもよりうまくできてしまう事が起きていきます。単純に気にしないとそれは単に対応できない人と判断されるだけですのでその意図・ニュアンスをみていきましょう。

オーディションで気持ちを和らげる方法

  • 自分が盛り上がれる音楽を聞く
  • 大きく深呼吸を約10回程度繰り返す
  • 自分で筋肉を物理的にほぐす
  • 良い気持ちになれるようなイメージを行う

精神的に緊張している瞬間で、多くの人は忘れてしまう事があります。それは「呼吸」と「筋肉」です。呼吸は脳に酸素を送る為に必要な作業ですが、緊張しているとこの呼吸作業をやめてしまうor呼吸する量がすくなくなる人が多いのです。また、あなたの腕、首などの箇所で筋肉が硬くなります。格闘技を習っている人ならよくこの問題に気づけます。初心者は身体にパンチやキックがヒットする事から逃れようと身体を硬直させ、呼吸と止めるからです。身体を硬直させてしまうと身体のバランスが悪くなります。いつでも身体を柔軟、重心だけを安定させ、何が決めても動じない心の訓練を心がけて下さい。せっかくオーディションまで来たのですから楽しむことが何よりも先決ですね。

常に準備しておく

俳優は常に準備しておく

オーディションの準備はセリフ覚えだけ?

これまで「気にしない」「自分らしくいる」ことを伝えてきましたが、準備は万端な状態で臨むことが大切です。この意味としては台本を離して演技をすることを意味しています。さらに「下調べ」も重要でしょう。

台本における下調べとは?

  • すべての単語の発音方法を確実に
  • 既に上演済み・公開済みの台本の場合は全体を知っておく
  • その主題や雰囲気を理解する
  • 監督や脚本家の過去作品を観ておく

セリフを覚える作業はもちろん、日本の作品の場合での日本語芝居においてはキャラクターの設定で特筆事項がない場合、「標準語」での芝居となりますので関西出身や東北など地方の訛りがある場合にはその修正する準備も必要でしょう。またアメリカでの英語での芝居の場合にはその標準アクセントにも注視する必要があります。例えば、日本で撮影予定の作品で日本人が英語を話す場合には日本語アクセントでの英語が要求されます可能性があるでしょう。

アメリカではオーディション報酬も

日本の作品ではほぼ考えられない事ですが、全米映画俳優組合(SAG)と全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)の契約にその旨の内容が明記されています。

  • ①プロデューサーまたはキャスティングディレクターが、出演者に事前にセリフを暗記するよう明示的に要求した場合
  • ②出演者が、スタジオの「テスト」に参加した場合
  • ③該当するスケジュールで規定されているように、出演者に1時間を超える待機時間に対する支払いが支払われない場合

俳優は支払いを受けるために請求を提出する必要がありますが、実際にそれを請求する人はほとんどいません。暗黙の了解としては大きなプロジェクトでは基本的に台本から離れて芝居をしているケースがほとんどです。一方で台本を見ながらやってもいい、という作品も少なくありません。なぜなら上記の通り、オーディションでは「あなたの事をみたい」からです。

指示に従う方法を学ぶ

指示に従う方法を学ぶ

柔軟な心と集中する力

優れた俳優は、自分の役柄について興味深い選択肢を準備してオーディションに臨みます。と同時に、優れた俳優は、そうした選択肢を持って臨みますが、現場で与えられるフィードバックを何でも受け入れる用意もしています。キャスティングや制作サイドは、たとえあなたが考えていたものと違っていたとしても、自分たちが求めているものを提供できるかどうかを知る機会を作っているのです。そこでセリフの言い回しが変わる事も恐れてはいけません。このロジックは日本でも海外でも共通しています。そのため、フィードバックがきたときには簡単に方向転換する方法を考え出してください。そこでもし身体が力んでしまったり、筋肉が硬直してしまうとすぐにバランスが崩れてしまうわけです。

長居しすぎない

説明は端的に・オーディションが終わったらすぐに出る

端的な会話・ベストな演技・すぐに帰る

キャスティングディレクターや制作サイドに気に入られる簡単な方法は、仲良くなろうとしすぎる事や、過度に情報を共有しないことです。俳優はオーディションルームに入って演技をしたら、すぐに次のステージに進むべきです。オーディションでの自己紹介がある場合には特に、自分については少しだけ話して、最高のパフォーマンスを見せるだけでいいのです。

目的外のお誘いが…

作品によっては演技学校と提携をしていて、自己紹介をし過ぎるあまり、逆にスクールに誘われるケースもなくはありません。そういった事を念頭に入れて実施しているオーディションでは逆に、客商売の要素であなたと接してくることもあり、もっともっと話をさせようとしてきます。そういった場合には注意が必要です。キャスティングの場であなたの満足感をあげてやる気をスクールへと誘導してくるのです。「将来の夢はお客さんを感動させる事です」なんて発言も飛び交う始末です。感動させようとして感動する人はいません。もしあなたが演技学校を探していたのなら問題ないかもしれませんが、俳優として仕事をして報酬をもらう、といった通常のプロセスでオーディションに参加していた場合は当然、目的が違いますのではっきりと断るようにしてください。

強力なコミュニケーションスキルを訓練

もうすでに想像できる人もいるかもしれませんが、キャスティングディレクターに喜ばれるコミュニケーションは当然、相手にとって便利であることが重要です。それは単純なYESマンを自己演出する事ではなく、選ぶ側の業務が助かる事に配慮するようなこと、面倒をかけないことを意識するだけでいいのです。ついつい、選んでもらいたい一心で「盲目」になる事を避けましょう。盲目になると相手にとって失礼なことが無意識的に起こってしまうのです。

キャスティングとのやり取りで気を付ける事

  • 要件がないのにキャスティングにメールをする
  • メールを送信する際は、相手の名前を正しく入力
  • オーディションでのセルフテープを送信する場合には要求通りにする
  • 社交の場では握手などプロフェッショナルな挨拶を行う
  • メールのやりとりを頻繁にしない
  • 会話では、自分の話ばかりしない。
  • エージェントを獲得する方法についてアドバイスを求めない

特にリモートでのオーディションでセルフテープがある場合、キャスティングはたくさんの応募がありますので管理がしやすいようファイル名の指定、ファイルの拡張子の指定などもありますので必ずその指示に従ってください。例えばアメリカの場合、「FirstLastName_rolename_agentname_location.mp4」などのように名前、役名、エージェント名、住んでる場所、などファイル名からすぐにわかるようなネーミングを要求する事がほとんどです。そしてそのファイルを俳優のオンラインサービス「アクターズアクセス(Actors Access)」や「キャスティング・ネットワークス(Casting Networks)」、「バックステージ(Backstage)」のようなものを通じてアップロードします。場合によりますが、脈があった場合はすぐに反応があります。2、3日経っても反応がない場合は残念ですがさっさと忘れましょう。

キャスティングディレクターの役割を把握する

キャスティングディレクターの役割を把握

ありのままでいる事が次のステップに

俳優とキャスティングディレクターは、エンターテイメント業界では基本的にチームプレーヤーです。つまり、キャスティングディレクターが誰に仕事を依頼するか最終決定するポジションではないことを覚えておくことが大切です。それは最終的にはクライアントの手に委ねられるからです。

多くの俳優は、自分の業界の人々が実際よりも多くの力を持っていると考えていますが、実際にはキャスティングディレクターと俳優は同等の立場にあります。 ですので、キャスティングディレクターの中には自分でワークショップを実施したり、リモートでのアドバイス講座のようなものを行ったりして良い俳優と常に出会い、案件がきたときに提案できるように準備したりもしているのです。

仕事が決まるかどうかは、キャスティングディレクター次第ではありません。オーディションで良い外見と演技をすれば、クライアントに良い印象が与えられます。ありのままでいてください。俳優がありのままでいる事でキャスティングは気に入ります。それだけです。

俳優としての準備が大切

俳優としての準備が大切

俳優としての準備が大切

少し長い記事でしたが、いかがでしたでしょうか?オーディションでの決めては俳優がありのままでいる事が最重要である、という事をお伝えさせて頂きました。オーディションで呼ばれるにはプロフィールだけでなくあなたの演技がわかる映像資料を求める機会も増えてきました。当然ですが、オーディションに選ばれる為にデモリールはあなたの第一印象を決め、左右されます。またそのチャンスは一度だけと思ったほうが良いでしょう。低品質のリールより、高品質の一つのリールを手に入れましょう。より大きなプロジェクトにブックされるにはちゃんとした素材があなたの次のステップへと導くでしょう。しかしながら、自分で自慢できるような映像がまだない場合には無理やりリールを組み立てる必要はありません。しっかりと時間をかけて下さい。自分の持つ俳優としてのブランドを入念に計画して予算を注ぎ込んでビジネスへと発展させて下さい。ある新商品が実は劣悪な品質の食べ物があった場合、消費者はその商品を買う事はないでしょう。それと同じようにあなたらしい、あなたにぴったりのタイプキャストで説得力のある芝居を映像・音声ともに高品質で届けきる事が何よりも重要なプロセスです。当社はその専門を担っていますが、アメリカでは相場ですが、日本での感覚としては決して安い金額ではありません。相談だけでも構いません。依頼しなくても構いません。まずは電話で話しましょう。あなたの目標を聞かせて下さい。

オーディションに呼ばれる努力を

すでに知り合いが業界にたくさんいて、自分の事を良く知っている仲、かつ俳優としてラブコールを受けている人やすでに強力なエージェントのバックアップで売り出される事が約束されている人は問題ないかもしれませんが、そうでない人にとってはオーディションに呼ばれるだけでも一苦労です。セリフがあり、特にドラマ等で特別な役、あなたの人種にあった役はまずインターネットで通常、募集をかけたりしません。エージェントに入る必要もある時期からは出てきます。

とにかく言える事はたくさんの舞台・映画やドラマの作品を観たり、自分の必要な準備をしてください。本を読み、人に会い、人に感謝し、業界を知り、そしてあなたのベストなパフォーマンスを証明できる資料を作成する必要があります。それがヘッドショット、ポートレート写真と演技リールなのです。それらの準備物についてもまた記事にする予定です。当サービスは海外向けの演技リールに特化した日本に拠点を置くプロダクションサービスですが、海外の情報はなかなか得ずらい事情も熟知していますので、本記事のような演技リールとは関係なくても俳優に関する質問であれば何でも大歓迎です。ぜひお気軽にお問合せ下さい。

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自分自身を俳優という商品として捉え、俳優のデモリール・演技リール制作を通して一緒にブランディングを考えていきませんか?

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