俳優におけるデモリールの作り方
まだ俳優を始めたばかりの人でも、そうでない俳優の方でもすべての俳優にはデモリールが必要です。俳優におけるこのデモリールは役者が自分を売り込むための重要な映像資料の一つです。つまり、デモリールというのは、顔写真や履歴書と並んで俳優のツールキットの重要な部分であり、このビデオはあなたの名刺となり、キャスティングや監督、またはプロデューサーに対し、あなたがどんな人で、なぜあなたを雇うべきなのかを知らせるものでなければなりません。また、あなたの演技リールの質によっては逆に評価を下げてしまう可能性も念頭に置いて下さい。
昨今では多くの俳優が映像資料、デモリールをお持ちのSNSリンクやHPなどで閲覧できるようにする傾向が増えてきたものの、あなたとは関係ない瞬間の尺がリールに含まれ、シーンをデモリールとして使っているケースが非常に多く、また全体の尺においても5分以上と長く、多くの俳優を取り扱っている忙しいキャスティング業務の中では時間の無駄になってしまい、実質観てもらえないといった事が確かに発生します。これはアメリカであっても、日本であってもどこでも当てはまります。端的に自分の俳優のパフォーマンスを証明し、さらに自分がどういう役ならピッタリなのか、またそれを誰に対して見せていくのか、そういう細かい点も含めて準備する事が大切です。
そこでデモリールとは正確にどんなものでなければならないのか、一緒に考えていきましょう。
デモリールとは?
デモリール(演技リール、またはショーリールとも呼ばれます)は、俳優がカメラ上で最高の演技を約1~2分間のビデオにまとめたもので、その俳優の演技の幅を示すものになります。デモリールを使う事で、エージェント、マネジメント(日本ではエージェント・マネジメントは同じ)、キャスティング ディレクター、プロデューサーは、あなたの演技能力や画面上の存在感を把握する事ができます。そのため、俳優がオーディションに参加できるか否かを決定するのに俳優のデモリールが決め手となる事がよくあります。
またデモリールはさまざまな分野に合わせてカスタマイズすることもできます。たとえば、コマーシャル用のデモリールにはテレビ広告のクリップが含まれます。あるいは、声優やナレーターの方にとってはビデオではなくオーディオファイルを編集したナレーションデモリールというのもあります。
従来のデモリールは、テレビ、映画、コマーシャルなど、画面上の役割にとって最も重要です。演劇作品での役のオーディションを受ける俳優は、特にプロとしてのクレジットや舞台でのクレジットがあまりない場合、残りの提出資料にカメラでのパフォーマンスのデモリールを含める可能性がありますが、通常は必須ではありません。
俳優にはデモリールが必要ですか?
まずは、デモリールを観る側(キャスティング・ディレクター等)の視点を想像するが大切です。通常、オーディションは全応募者から選考され、その選考された応募者の為に時間を割きます。つまりまずは、数が絞られる、という事です。この絞られる過程で、デモリールがある人、デモリールがない人だとどちらを呼ぼうと思いますか?もちろん、なくても写真だけで選ばれる事もゼロではありませんが、デモリールがある事で確率が上がるのは間違いないでしょう。また、特にエージェントやマネジメントに所属していないキャリアのないフリーの俳優に対しては、デモリールがある事によって「この人はしっかりやってくれる人かもしれない」と比較、安心してオーディションに呼びたくなるのではないでしょうか?逆に何も映像資料がない人にとってはそれが返って不安要素に思われる時代にきていると言えるでしょう。特にアメリカではデモリールのない人はオーディションにまず呼ばれません。その理由は応募者が本当にたくさんいるからです。稀にコマーシャルやスチールの企画で特別の人種の特定の年齢層を探している、といった場合にはその限りではないでしょう。
演技講師の中には、リールには2つの目的があるという人がいます。
- これまでどのような専門的なキャリアを積んできたか
- またその専門分野をプロの現場でどの程度経験してきた事があるか
アメリカではある一定のランクのエージェントやマネジメント会社に応募する場合、リールがないだけでみてもらえる事が起きます。稀にAクラスのエージェントは大規模なオーディションを行う事があります。そういったイベントの場合にはその限りではないでしょう。日本であっても日本以外であっても、自分が俳優という職業の事業主であるわけですから、契約先を見つけるにはまずは演技資料がないと話にならないというのはご理解頂けたかと思います。もしエージェントがデモリールを要求してきた場合には、例えばない場合でも、しっかりと時間をかけて用意して慎重に提出するようにしましょう。チャンスを逃してはなりません。
要件を満たさないと選ばれない土壌
アメリカではBackstageやCN(キャスティングネットワークス)、Actors Accessといった様々なプラットフォームがあり、俳優の多くが活用し、様々なプロジェクトにエントリーしています。そういったプラットフォーム上でのキャスティングでは条件に合わないだけで簡単に除外されてしまいます。指定された要件を満たさない応募は除外され、演技リールの項目もしばしば存在します。
デモリールの作り方
デモリールを作成するには、画面上の最高のパフォーマンスのクリップが4~5つ必要です。各クリップの長さは20~30秒、そしてこのデモリール全体の長さの加減が最も重要で、2~3分程度である必要があります。無駄に5分や一つの作品をリールにしていては観てもらえません。また、リールには、名前、連絡先情報、顔写真、ウェブサイトも含める必要があります。
デモリールに含めるべきもの
俳優に多くありがちなケースとしては、上記でお伝えしたように重要でない要素を入れてしまうケースです。つまり、ある作品で出演した一言セリフのようなものを入れるのではなく、あなたの演技力を強調するクリップでなければなりません。また、有名な作品を敢えて入れる必要も全くありませんし、クリップを紹介する必要もありません。もし入れたい場合には画面の下部に、プロジェクト名またはジャンル(あるいはその両方)の名前を示す単純なテキスト行があれば十分です。
デモリールに必要なチェックリスト
- 映像は音声も含めて高画質ですか?
- 他の俳優の演技ではなく、あなたの演技を強調されていますか?
- あなたが演じているキャラクターはあなたのタイプに当てはまりますか?
- 過去2年以内に撮影されたものですか?
4つの質問すべてに「はい」と答えられる場合、あなたの演技動画はおそらくショーリールとして強力な候補となるでしょう。しかし、プロ仕様の映像がない場合はどうすればよいでしょうか?特にキャリアが初期の方の場合には、鶏が先か卵が先かという状況のように感じることがあります。つまりデモリールがなければオーディションがうまくいかない…だからといって、いくつかのパートを獲得しなければデモリール用の映像を入手することができない・・・。という論理になってしまいますが、この一般的な問題にはいくつかの回避策があります。
未経験でも俳優のデモリールを作る方法
プロの映像を使用せずにデモリールを作成する必要がある場合は、次のことができます。
- 自分のシーンをセルフテープとして撮影する
- 学生映画に参加する
- 実際のセットで撮影するシーンを制作してくれる演技リール制作サービスを雇う
セルフテープ
セルフテープとはオーディション用に俳優が演技を撮影した動画の事を指します。米国ではここ10年ほどで増えた方式で、対面でのオーディションが減るコロナの状況下でさらに急増し、非対面でのキャスティングでも効果があったとして多くのキャスティングが引き続きこの方式を続けていますが、デモリールとしても演技が自発的で、生き生きとしていて、最高の状態を見せている限り、有効であると考えられています。その理由としてはお伝えしたように、キャスティング側はセルフテープで撮影した優れたパフォーマンス(できれば照明、音響、背景がプロ仕様であるもの)から俳優を評価することに慣れているからです。
セルフテープ撮影で必要なもの
高画質に撮影ができるスマートフォンの使用をお勧め致します。その上で撮影をする場合には以下のような3点セットを用意するとより一層、映像の説得力が増します。デモリールの代わりとする場合には特に最低限必要なものだとお考え下さい。参考までにご覧ください。
よく芝居だけに集中してしまい、つい音の品質を軽視しがちの傾向がありますが、音は絵と同じくらいの割合で映像全体としての質が左右される重要な項目ですので、聞こえるからOK!という感覚よりも、安心して観ていられるような高品質の音であるべきです。またノイズがある場合にはノイズ除去をする事をお勧めします。
学生映画に参加
役をしっかりと演じたキャリアがない場合には、学生映画に参加することも検討してみてください。ご存知の方もおられますが、映画の学生は最高の機材が利用できることもある為、ほとんどの場合、リールに含めるのに十分な品質が得られるといっていいでしょう。日本の方にとっては参考までにということでコロンビア芸術学校では学生と俳優をつなぐオンラインキャスティング登録というのも存在ます。
プロフェッショナルなリールサービス
日本ではまだあまり馴染みがない方もいるかもしれませんが、アメリカでは俳優が実際のセットで他の俳優と一緒に演技するシーンを作成し、プロ仕様の機材を使用して撮影する「リール作成」サービスがアメリカには多数あります。この映像は、リールを構築するのに役立つように、デモ用に編集されます。どのような映像を制作するか、についてはデモリール会社でそれぞれ意見は異なります。ただ注意して頂きたいのはどのような予算感で依頼するのか、という事になります。アメリカでの相場はだいたい1000ドル~2000ドルといっていいでしょう。日本円にするとレートに左右されますが、約15万~30万円です。日本で活動している方にとって、営業用の演技リールに15万円以上かけて制作を依頼するといった事があまり馴染みはないかもしれませんが、アメリカでの日当は組合か非組合か、によっても異なりますが、組合員の場合には日当で10万円以上に相当する事も珍しくありません。投資と回収、また営業の仕方などによる算段が重要です。
予算がない場合は自分たちでやってみる
費用がない場合には俳優が集まって、脚本を書き、撮影にトライする事もいいでしょう。映画学校の卒業生や低レベルのインディーズ監督たちの派生的な気まぐれに頼るのではなく、自分が作成するコンテンツをコントロールできるようになります。ただしその場合には撮影監督や音響担当は雇う必要が出てくるでしょう。当社でのリールでは約90秒の使える映像を提供し、企画から完パケ、字幕制作まで一貫したアプローチが可能です。
デモリールの長さ|1.5分~3分
どの国であってもキャスティングフローにおいてはたくさんの応募者から何人かに絞られ、無駄な事に割く時間がない状況下であることには変わりありません。また上述したように、あなたの演技のリールはデモリールであって、短編映画や作品でない事を知って区別する必要があります。その上で、デモリールの長さは1分半から3分程度、3~5つの異なるクリップが含まれている必要があります。忘れてはいけないのはあなたのリールを見ている人は他のあなたのリールも見ているということを忘れないでください。そのため、短くわかりやすくすることが大切です。
演技講師やキャスティングディレクター(CD)によっては多少意見が異なってきます。厳しい時間尺としては90秒以内、限界として2分という見方もあるようです。
- リールは本質的に文脈から切り離されている事
- 視聴者をシーンのストーリーに沿って理解させる事はできない事
- 視聴者にシーンで何が起こっているのかを理解させる必要はない事
- 視聴者はあなたのパフォーマンス・見た目を観ている事
CDは最初のクリップか、2つ目までしか見ないことがよくあります。つまり、要点にまっすぐ入り、最高のパフォーマンスをリールにフロントロードしながら構成することがより重要です。ついでに、派手なイントロやモンタージュは全く必要ないことを忘れないでください。
優れたデモリールとは?
優れた演技リールとは、あなたの最も強力なパフォーマンスから始まり、高品質のサウンドを備えたクリアな映像を備え、あなたの現在の見た目とサウンドを正直に表現できているデモリールの事です。あなたの名前、顔写真、連絡先情報を含む明確な表記は忘れないようにして下さい。
自分の幅、演じられる役柄、キャラクターの種類
一度、ベストなデモリールが成功すれば、次は俳優としての可能性をアピールする流れになります。同じようなキャラクターを演じている4つのクリップを並べてもCDは「この俳優は幅がないのかな」という結論に至ってしまいます。コメディやドラマ、アクションを通じて幅広いルックス、スキルを披露する事で多様化させることが重要です。注意点としてはあなたのプレイするどの役の演技があなたのタイプと一致している事が重要です。
デモリールのよくある間違い
デモリールのよくある間違いには次のようなものがあります。
- 演技レッスンや舞台でのパフォーマンスの映像を使用
- 同じプロジェクトの複数のクリップの使用
- 古い映像を使用
- 自己紹介のクリップから始める事
- 自分以外の俳優をフィーチャー
演技クラスのクリップは使用しないで下さい。アマチュアだと証明する事になります。目的外となります。クラスでどれだけ優れた成果を上げても、プロのクリップを持った俳優には太刀打ちできません。また劇場のパフォーマンスも同様で、多くの場合、離れた場所から撮影されるため、キャスティング ディレクターがスクリーン上の存在感を把握することが困難になります。カメラの前であなたのフォトジェニックを適した役を通してプロモーションできるかが最大の争点となります。
劇的なシーンは避ける
非常に劇的なシーンは避ける方が望ましいとされています。初心者はよく自分が演技できる事を証明するために非常に悲劇的なものや感動的なものを見せようとしますが、基本的には絶妙なパフォーマンスラインでの演技に良さが評価される傾向があります。また、セルフテープを撮影する場合には有名な映画やテレビ番組のシーンは避けるようにしてください。
自己紹介は不要、見やすい形で
また、カメラでの自己紹介も必要ありません。必要な個人情報と連絡先情報はすべて、リールの最初または最後に簡単に含めて、最初のシーンに直接入る必要があります。シンプルに仕上げて下さい。そして完成した映像はリンクで保存できる状態がベストです。ひと昔前のようなCDメディアやフラッシュドライブにする必要はありません。キャスティング側はCDディスクドライブを持っているかはわかりません。対面で渡してもディスクドライブがないためにその人は視聴する事を諦めてしまうかもしれません。
完成したデモリールをどうするか
上述したように、完成したデモリールは従来のCDで保存したりフラッシュディスクで持っているよりもオンラインで保存し、そのリンクを常に閲覧可能な状態にしておく事が大切です。その手段を列挙してみましょう。
- Youtube
- Vimeo
- IMDbPro
- Backstage等の俳優プラットフォーム
- 自身のウェブサイトがあればそのサーバー
どの形式でも構いませんが、米国ではよく推奨されている事が、演技リールをIMDbProを活用するか、それをキャスティング用のウェブサービス(Backstage、キャスティングネットワークス、アクターズアクセス、等)にアップロードし、リンクを取得、されに名刺があればそにリンクを記載することなどがあります。対面後のフォローアップとしてメールにそのリンクを含めて連絡を取る事も良いでしょう。
ジャンルごとにリールを分けたほうがいい?
始めたばかりの場合にはその心配は必要ありません。その代わりに上述してきたように様々なルックス、キャラクター、ジャンルに焦点をあてて、自分の演技の幅がアピールされたシンプルなショーリールを目指して下さい。次のステップとしてキャリアが増えていった場合には、コマーシャル用、ドラマ用、コメディ用など別途用意するとよりいい結果を引き出しやすいです。コメディ作品のキャスティングではコメディのサンプルがある方が先方にとっては無駄な時間を割く必要がなくなりますから有益といっていいでしょう。
デモリールを更新する時期
実質、このデモリールは俳優にとっての一番重要な名刺です。紙の名刺よりも有効な名刺です。たくさんの人とあって名刺を配るのも良いのですが、この有効な名刺をしっかりゲットした上で行ってください。ですので、更新する時期というのは、特にありませんが、古い映像よりは新しい有効な映像に適宜、切り替えていく形がベストと言えるでしょう。レジュメ(俳優のプロフィール)でより良い内容に差し替えるのと同じような感覚で更新して下さい。例えば最初はアンサンブルやエキストラのような経歴だったのを少しずつ、脇役や主役のプロジェクトに差し替えていくといったような流れです。
デモリールの作成をプロに依頼する場合
ビデオ編集の経験があり、デモリールがプロフェッショナルに見えることを保証できる場合は、ビデオ撮影者や編集者を雇う必要はありません。そうでない場合は、ビデオ編集会社(特に俳優向けのデモリールを専門とする会社)にお金を払ってクリップをまとめてもらうことをお勧めします。当社でも対応可能ですが、必須ではありません。重要な事は『デモリールの見た目、そして音が優れていること、そしてそれがあなたを最大限に表現していることが非常にポイントとなります。また、プロフェッショナルでないデモリールを使用すると、返って素人のように見えてしまい、オーディションのチャンスを簡単に潰してしまう可能性があります。
ビデオグラファーを見つける
自分でできない、デモリールを作る事もできない場合には、知人を伝ってビデオグラファーを見つけて下さい。良いビデオグラファーであれば良いデモリールに仕上がるでしょう。大切な事はデモリールの目的やあなたのどんな演技を、どんなアングル、画角、質感で映像で残すべきか、そのディレクションのセンスをそのビデオグラファーが持っているかどうかが重要です。単にカメラで撮るということならカメラをレンタルしてもいいかもしれません。企画から制作まですべてでどの程度の予算や費用が発生するか、友人価格でどのレベルまでなら対応してもらえるのか、といったお金の話をしないと、撮影したが品質の低い仕上がりでは全く意味がありません。高いお金を払う必要は全くありませんが、安すぎるコストで回そうとすると予想と違う結果が起きる可能性もその分、高くなる事に注意して下さい。
視聴者が誰を見るべきかを簡単に判断できるような指針
キャスティングディレクター、エージェント、マネージャーはあなたのリールであなたを見たいと思っていて、それに応える為の動画を作成しているという事を忘れないでください。それはあなたの顔で始まり、あなたの顔で終わるべきだと考えています。相手役の割合を多くせず、視聴者が誰を見るべきかを簡単に判断できるようにして下さい。彼らの注意を引き、映像はできるだけ簡潔、シーンは1分半程度でないと、対象としている視聴者を失う危険が多分にあります。
俳優としての準備が大切
少し長い記事でしたが、いかがでしたでしょうか?このデモリールはあなたの第一印象を決めます。またそのチャンスは一度だけと思ったほうが良いでしょう。低品質のリールより、高品質の一つのリールを手に入れましょう。より大きなプロジェクトにブックされるにはちゃんとした素材があなたの次のステップへと導くでしょう。しかしながら、自分で自慢できるような映像がまだない場合には無理やりリールを組み立てる必要はありません。しっかりと時間をかけて下さい。自分の持つ俳優としてのブランドを入念に計画して予算を注ぎ込んでビジネスへと発展させて下さい。ある新商品が実は劣悪な品質の食べ物があった場合、消費者はその商品を買う事はないでしょう。それと同じようにあなたらしい、あなたにぴったりのタイプキャストで説得力のある芝居を映像・音声ともに高品質で届けきる事が何よりも重要なプロセスです。当社はその専門を担っていますが、アメリカでは相場ですが、日本での感覚としては決して安い金額ではありません。相談だけでも構いません。依頼しなくても構いません。まずは電話で話しましょう。あなたの目標を聞かせて下さい。
オーディションに呼ばれる努力を
すでに知り合いが業界にたくさんいて、自分の事を良く知っている仲、かつ俳優としてラブコールを受けている人やすでに強力なエージェントのバックアップで売り出される事が約束されている人は問題ないかもしれませんが、そうでない人にとってはオーディションに呼ばれるだけでも一苦労です。セリフがあり、特にドラマ等で特別な役、あなたの人種にあった役はまずインターネットで通常、募集をかけたりしません。エージェントに入る必要もある時期からは出てきます。
とにかく言える事はたくさんの舞台・映画やドラマの作品を観たり、自分の必要な準備をしてください。本を読み、人に会い、業界を知り、そしてあなたのベストなパフォーマンスを証明できる資料を作成する必要があります。それがヘッドショット、ポートレート写真と演技リールなのです。それらの準備物についてもまた記事にする予定です。当サービスは海外向けの演技リールに特化した日本に拠点を置くプロダクションサービスですが、海外の情報はなかなか得ずらい事情も熟知していますので、本記事のような演技リールとは関係なくても俳優に関する質問であれば何でも大歓迎です。ぜひお気軽にお問合せ下さい。